事業報告 まち・コレシリーズ6「清水さかな事情 その2」
2015年03月12日 | 事業報告
地元の魚屋さんが語る「清水さかな事情 その2」
まちの素敵を知るシリーズ第6回目は、清水区美濃輪町の鮮魚店「魚初」の中田元比古(もとひこ)さんをゲストに迎えました。
テーブルに置かれたのは、「黒はんぺん」。まちの人たちに親しまれてきた食べ物ですが、現在区内で製造している業者はほんのわずかになってしまいました。
中田さんからは、製造工程や、生産者の生の声が紹介され、原材料の青魚の不漁や価格の高騰や消費者の魚離れ、という厳しい現状も報告されました。
また、港町としての清水の歴史や、物日に魚を食す文化について丁寧な解説は、とても興味深く、みなさん熱心にメモを取っていました。
最後に、スーパーに押され、小売店が減っている今、市場や店舗同士が「買い、支え合い」をしながら共存することの大切さを強調されていました。
古くからお互いの顔が見える関係を築いてきた地元商店街の魚屋さんの言葉は、人と人とのつながりが薄れている今、とても重みがあります。