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パートナー56号 3ページ
2012年08月01日 | パートナー
市民活動見てある記
増田升美さん

 静岡市清水区草薙にあるNPO法人ニット工房ライクは、障がいのある方が文字通りニット製品を製作販売する事業所です。理事長の増田升美さんが、特技を生かして在宅障がい者の余暇支援のために始めた事業が地域に根ざした施設となりました。店内には、通所者が自分のペースでひと目ひと目編み上げた作品が並んでいます。

ニット工房ライク

 さて、どうしてニットからカレーが生まれたのでしょうか?
 障害者自立支援法が制定され、多くの施設や作業所がその経営について見直しをせざるを得なくなりました。ニット工房も例外ではありません。規模を大きくしていわゆるB型施設にするために、工程が単純で、競合せず販路が確保しやすいものは何かといろいろ考えたそうです。その時、法人設立時にも力になってくれた県職員が、地元の静岡県立大学とライクをつなぎ、大学オリジナルグッズ作成に学生たちと取り組みました。これが契機となって、大学から新事業の協力者、市川陽子先生を紹介されました。

 市川先生は、静岡県立大学食品栄養学部の准教授。フードマネジメント研究室で栄養学の成果を食環境に生かす研究をされています。企業とコラボした商品開発なども手掛けている、いわばその道のエキスパート。増田理事長の相談に、・施設利用者が作れる、・誰もが味を知っているものを提供する、・一般市場で競合できる、という提案をし、以前ライクの余暇活動で作った「キーマカレー」の商品化が始まりました。

 レシピの提供は先生です。商品化するには常に一定の味を提供する必要があります。マニュアル通り作っても、食材の微妙な違いで同じ味にはならず、やがて調理の現場に、市川先生や研究室の学生も入り、試行錯誤が繰り返されました。企画から1年、これぞというキーマカレーが完成しました。大学生として協力した田中美帆さんは、「何食かわからないくらいカレーを作りましたが、とても楽しかったです。」と当時を振り返ります。

カレー工房ライク

 2011年10月、カレー工房ライクはテイクアウト専門店としてオープンしました。翌日の仕込みをするため、午後の時間帯にはスパイシーな香りが漂います。店舗だけでなく、協力者とのつながりで県立大学の学食や大手スーパーでも販売されています。ニットと同様、人や地域のつながりをひと目ずつ編み上げながら、商品を生み出し、販路を広げています。

 増田理事長に「これからのライクは?」とお尋ねしました。

 「カレー工房として、新メニューも考えていきたいし、企業とのさらなる連携も必要です。とにかく、若いスタッフが希望を持って働くための基礎づくりをこの時期にきちんとしたいのです」と答えが返ってきました。

連絡先:カレー工房ライク Tel・Fax 054-346-2772

パートナー

静岡市清水市民活動センター情報誌「パートナー」56号目次
●まちの達人シリーズ「由比直送!桜えび談義」≫
●「NPO法改正対応連続講座」終了≫
●リーレートーク港の風>清水あそぶ会代表 渋谷嘉一さん≫
●地域メディアとの協働>FMしみず≫
●市民活動みてある記>カレー工房ライク≫
●NPOワンポイント>認定NPO法人仮認定にチャレンジ≫
●静岡市市民生活課のコーナー≫

PDF文書PDF文書(2.2MB) ▼パートナー56号≫
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