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パートナー54号(2ページ)
2012年04月01日 | パートナー
リレートークみなとの風

 「海から吹く風に乗せてまちに元気をひろげたい」そんな願いを込めて、市民活動を続けているみなさんをトークでつないでいきます。今回は、オレンジティの河村裕美さんをお訪ねしました。多忙を極める毎日の間隙を縫って、貴重なお話をたくさんうかがいましたが、誌面の都合でまとめさせていただきました。

地域医療に市民の力を
オレンジティの河村裕美さん
オレンジティとはどんな会ですか?

 静岡県を中心とした女性特有のガン患者、家族、支援者のネットワークを目指すセルフヘルプグループです。患者同士の悩みや体験を分かち合い支えていくために、おしゃべりルームや勉強会の開催、一般の方への啓発活動、情報発信などを、全てボランティアによって運営しています。医療を補完するために、市民目線で地域から補い、静岡県から日本のガン医療を変えていこうと大きな目標を持って活動しています。

 今年は設立から10年目の年となり、昨年6月には県内2番目の認定NPO法人になりました。また、今年3月には田原総一郎氏を招き、記念事業シンポジウム「地域医療に市民力。静岡のチカラ」を開催しました。

どのような視点で組織運営していますか?

 安定したサービスを提供するには、安定した組織運営が必要です。そのために、スタッフ間の情報共有と組織の分散化を心掛けています。事業は早めに決定し、誰が、いつまでに、何をするのかを明確にし、決まったことは必ず文章化するようにしています。またスタッフは地域社会の担い手として位置付け、ミッションに基づいて活動しています。友達関係を持ちこまないというのも会の鉄則です。話し合いの場では率直に自分の思いを出し、報告書にしてメーリングリストで常に共有しています。理事長として、話しやすい雰囲気作りをしながらも強烈にビジョンを見せることを心掛けています。

 しかし、新しいスタッフの育成は、やはり課題です。「やりたい人」イコール「できる人」ではありません。一定期間プチボランティアとして関わっていただき、十分見極めたうえでスタッフ登録してもらっています。

オレンジティの活動資金は?

 会員からは会費を集めていません。現在、収入の9割は企業や個人の寄付、残りは参加費や物品販売事業などによるものです。会の設立時点から寄付による運営を念頭においていました。寄付をいただく以上、社会に対してどのようにメッセージを発信し、貢献しているのかが問われます。私たちの事業は当事者と家族のサポートと思われがちですが、それはほんの一部です。ワクチンの公費負担や検診の推進、医師格差是正などの政策提言、生活者として実体験から患者や家族の不安に答えるといった活動を通して社会を変えて行こうとしていることを常にアピールしています。またそのクオリティを守るための団体の運営に力を入れています。

 そして、寄付をいただいた企業には活動実績を見られるようにしており、個人には会報を送り、常に情報を発信します。寄付の使われ方を目に見える形で広報することを常に意識しています。

認定NPO法人を取得されたのはなぜですか?

 寄付者に「自分たちの活動をわかって欲しい」と言うのは高飛車です。会の活動が社会にどう見られているかを見極め、相手に明確に見せるのが自分の役目です。あえて法改正前の厳しい条件の中で認定を取得したのは、会のブランド化、他との差別化という意味もあります。この団体なら寄付をしても有効に使ってくれる、という社会的信用を裏付けることにつながります。

 私たちは、社会に働きかけ提言をしていく活動をすることで支援してくれる方たちにお返しをしていますが、認定を取ることで、寄付者が税制面での優遇措置を受けるというメリットが増えました。

他のNPOへのメッセージをお願いします

ともに地域を担う仲間として、団体同士つながり、交り合い、面となって呼吸を合わせて地域を支えていきたいと思っています。ぜひ一緒に静岡県を支えていきましょう。


(認定NPO法人 女性特有のガンのサポートグループ オレンジティ URL http://o-tea.org/)

取材日 2012年3月8日 担当 望月裕子

パートナー

静岡市清水市民活動センター情報誌「パートナー」54号目次
●NPO法改正、地域で発揮しようNPOの力!≫
●平成24年度の事業計画≫
●リーレートーク港の風>認定NPO法人 女性特有のガンのサポートグループ オレンジティ 河村裕美理事長
●利用団体アンケート報告≫
●地域メディアとの協働>FMしみず≫
●NPOワンポイント>NPO法改正で登記事項が変ります
●静岡市市民生活課のコーナー≫

PDF文書PDF文書(3.4MB) ▼パートナー54号≫
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